朝鮮戦争が始まったら円買い(円高)は本当か?こんな時だからFXシストレを考える
はじめての方もそうでない方もこんにちわ。
2017年4月、小びとシストレのMT4、EA更新をいたしました。メインEAのHawaii(ドル円)、Wave(ドル円)などが非常に好調。2本で単月50万円超えです。
今年にはいり、好調な部類にはいるEAは、
Hawaii(ドル円)、
Wave(ドル円)、
Treasure(豪ドル円)
など。
MT4(メタ4)の無料EA人気ランキングの一覧
さて、いよいよ朝鮮半島が本当にきな臭くなってきました。アメリカの爆撃開始とともに北朝鮮有事の円買い、というシナリオを描くFX投資家も多いと思うが、本当にそうだろうか。ちょっと冷静に考えてみたい。
まず北朝鮮有事はこれまでの地政学リスクとは根本的に異なる。中東で紛争が行っているわけでもなく、アメリカで特にテロの懸念が強まるわけでもない。今回は思いっきり日本も当事者である。
北朝鮮有事が起これば、朝鮮半島は戦争状態になるだろうし、日本国内でもテロ発生のリスクが高まり、毒ガスを搭載したミサイルが飛んでくる可能性もあるだろう。
そもそも有事の際に円が買われるのは、円が「安全通貨」として選好されているのではなく、投資家がポジションを閉じることによって買い戻されているから。
同時に有事の際はドルが売られるという事象もこれに重なり、円買いドル売りでドル円は急激に買われて下落(円高)することになる。
ちなみに有事のドル売り、はいつから起こるようになったのか。それは2001年9月の米同時多発攻撃発生からである。ちなみにこのときは、ニューヨーク株式市場が4営業日にわたって閉鎖され、再開すると暴落、さらにドル売りがもたらされた。
この時期を境に、有事の際はアメリカにテロ発生などのリスクが発生するようになったため、従来の「有事のドル買い」から「有事のドル売り」へとマーケット参加者のアクションプログラム(瞬発的な売買の行動)が更新されたのである。
私のメインサイト参考 FX投資家を震撼させた事件から暴落相場の立ち回りを攻略
今回の北朝鮮有事では「有事のドル売り」は当てはまらないだろう。日本円・株の日本買いを縮小させた後は、ヘッジの動きから株売り、円売りが加速されるのだと思う。FXでは、瞬発的な円買いのあとは円売りへ。下値は拾っていくべきだろう。
また、マーケットにおける取引には、直感的な取引と熟考的な取引がある。MT4のEAなどを利用してFXシストレを行っている方はすでに気づいているおられると思うが、シストレでとれる為替相場は熟考的な取引で成り立っている冷静な相場である。
ポジションを持っているとき、EAを稼働させるときは、常にそうだが必ずストップ注文(逆指値注文)を設定するようにしよう。現在の為替相場は非常に危うい。
最後に海外FX業者のリスクについて。前回のスイスフランショックで、FXCM、アルパリが破たんしたように、突発的な相場のあとは日本以外の海外大手FX業者が必ず破たんしている。
その理由としてはゼロカットシステムとハイレバレッジにある。ゼロカットシステムとは、顧客が預け入れた証拠金以上の損失は全て業者が被るという夢のようなシステム。
海外FX業者に預け入れた証拠金は日本の法律の対象外、全額信託保全の対象外である。破たんした場合、お金(証拠金)は間違いなく戻ってこない。いったん預け入れた証拠金を出金するなどの手当てをしたほうがいいだろう。
相場急変動が予想される場合は、FX自体だけでなく、業者の環境なども見直す必要があるということになる。
といろいろ物騒なことを書いてしまいましたが・・・今私たちは歴史的な岐路、日本の岐路に直面していることは間違いないようです。こんなときだからこそ、目を見開き、冷静に考え行動していきたいものです。
今月は以上となります。皆さま、今月も引き続きよろしくお願い申し上げます。